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2006.12.05 /

スケルトン&インフィル.2


人間の温度感覚は気温に左右されるだけではなく、湿度・風速・放射量の値や変化の速度や心理的な状態の影響を受けるそうだ。

なかでも湿度による影響は大きい。

例えば気温が高い夏場でも湿度が低い場合、体感的にはさほど暑さを感じなくても、湿度が高いと気温のわりには相当蒸し暑く感じますよね。

ということは、冬はある程度の湿度があった方がいいってこと。


という訳で先週末から事務所に「加湿器」が登場した。
もくもく蒸気が出てのどにも優しい気がする。

でも、寒い!と感じてる松山真介です。






さて、スケルトン&インフィルの第二回目。

今日は「インフィル」について。

infill を辞典でひくと、
[1] 空間[隙(すき)間]をふさぐこと; 建物の間の空地を建物でうめること.
[2] (壁の穴などの)充填(てん)材. 

よくわかりませんね〜。(僕もこの言葉を辞書で調べるのは初!)


でも僕等のリノベーション業界では、

「住戸内の内装・設備等」

という意味で一般的に使われます。


「柱・梁・床等の構造躯体」である「スケルトン」の
内部につくっていくインテリア部分のことですね。


新築マンションが前提である日本では、スケルトンとインフィルという考え方は、いままであまり意識されてませんでした。

でも、リノベーションという選択肢の普及により、だんだんこの言葉も市民権を得てくるでしょうね。

スケルトン・インフィル・・・夫婦(めおと)な感じです。


中国のマンションは「スケルトン」販売もあるそうです。
ようするに、内装はせずに駆体だけで売る!
さすが大陸的発想です。


もしこの販売方法ができると究極の自由設計マンションが可能になります!
でも、日本にはまだほとんど例はないようです。
少なくとも僕は知りません。
商業的・流通的に難しいのかなあ?
でも、なんとか方法があるような気がしますが・・・・。

これを読んでるマンションデベロッパーの方いたら、僕の相談にのってください。