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2013.06.05 /

まだまだ修行中。

僕の青春時代のお話。今から四半世紀前、僕は福岡市南区にある九州芸術工科大学というマニアックな学校でデザインを勉強していた。数年前に九州大学にM&Aされ立派な名前に変わったが、今でもマニアックな学校だと信じている。
 
映像やらグラフィックデザインやら空間デザインやら工業デザインやら、もっとしっかり勉強しておけば良かったと思うくらい、いろんなモノづくりに触れることができる素敵な学びの場だった。そこには才能ある魅力的な先輩や、従順で生意気な後輩にも恵まれ、デザインに対する考え方のアウトラインみたいなものを形成することが出来た。まだバブルの残り香が社会に残っており、学生の分際でスポンサーを集めて、それなりなお金をかけたイベントなんかが可能だった時代。
 
 
そんな浮かれた時代の福岡市にユニバーシアードという、スポーツイベントが誘致された。僕らも学生だったけど、デザインやイベントのお手伝いをさせてもらった。そのイベントの開会式の総合監督として川島透監督がいた。しかもブイブイヒット作品を生み出している人気映画監督。普通だとそんな組織のトップとペイペイの学生が絡むことなんて考えられないけど、アロハシャツなんか着てて、不思議と僕らにもいろいろコミュニケーションを図ってくれる兄貴のような不良大人。
 
 
監督のモノづくりに対しては命をかける勢いで挑戦する姿勢に、まだ社会を知らない多感な時期に触れることができたのは、自分の人生に大きな影響を与えたことは間違いない。
 

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そんな川島透監督が西日本新聞で連載コラムを連載している。そのコラムの中で素敵なコトバを頂いた。(2013年6月3日朝刊13頁)
 
「まだまだ修行中ですが、チルドレンとして恥じないような仕事をします!」
 
と直接言うのは恥ずかしいので、ブログに書いておくことにする。
 
今日は凄く個人的な内容になってしまい、お読み頂いた方々にはお詫び申し上げます。。。。