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2025.04.14 /

【現場ブログ/福岡市中央区 A邸】

 

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〜RENOVATION STORY〜

30代夫婦と子供1人の3人家族。
独身時代からお住まいだった所有マンションは結婚・出産で手狭になったために、住み替えを検討されていました。
今回のプロジェクトでは、物件売却&物件探しを同時進行で行い、賃貸暮らしを挟むことなくフルオーダーのリノベーションを行い住み替えを実施。買主様・売主様のダブルの調整をはかりながらの難易度の高いコーディネートとなりました。

テレワークにも対応した3人暮らしのために、4LDKから2LDK+SOHOへと、ゆとりのある空間へ変更しました。また、将来的には、リビングの一角に子供部屋を一部屋追加できる計画も視野にいれています。
エントランス付近には離れ的な空間として書斎(SOHO)を配置。エントランスと書斎に挟まれたDEN(土間スペース)は、多目的ストレージでありながら、ちょっとした作業にも使える柔軟な空間です。 コンパクトな都市型住居として廊下的な空間は最小限にし、玄関からLDKまでの動線は最短に。リビングからダイレクトにアクセスできるオープンな洗面室としました。
エストニアから輸入した本格的な家庭用サウナを導入し、サウナ→水風呂→外気浴(バルコニー)の”ととのい導線”もデザイン。 リビングとバルコニーとの境界にはインナーテラスを設け、隣接する建物の気配を抑える工夫も加えました。
パントリーのあるキッチンは、デュエタイプで構成し、暮らしの中心として機能するようにデザイン。リビングの天井には有機的な間接照明を設置し、上質な雰囲気をつくりました。

子育て世代が「暮らすこと」と「働くこと」両方の楽しさを堪能できる、オンリーワンの住まいを目指しました。

物件データ

所在地:福岡市中央区 種別:マンション 専有面積:92.17㎡ 建築年:1999年

before

福岡市中央区六本松エリアに立地する4LDK・ファミリータイプの築浅物件。
角部屋の二面採光で、日当たりも風通しも抜群。条件の良いお部屋ですが、間取りは中廊下が中心の昔ながらのつくり。そんな空間が、施主のライフスタイルにぴったり合った、開放的で心地よい住まいへと生まれ変わっていきます。

解体工事がはじまりました

古い住設機器を撤去したり、構造に影響しない壁や柱など不要な要素を取り除きながら、解体工事を進めていきます。その過程で、これまで見えなかった構造体や配管・下地の状態が露わになるため、当初の設計プランが現実的に実現できるかを再確認・検討するフェーズへと移行します。一つひとつの判断を積み重ねながら、より良い空間のために丁寧にすすめていきます。

解体完了、配管工事に着手します

解体が完了し、間仕切り壁が全てなくなりスケルトン状態に。元の配管は撤去し全て新しいものに更新します。造作工事に向けて、インフラの基盤を丁寧に整えていきます。