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2009.05.30 /
平和リノベ03
何度も言いますが、この物件はいいですねえ。設計者の想いが長い年月を超えてもひしひしと伝わってきます。今となっては読み人知らずの建築ですが、昭和の時代から平成のこの年代になりヴィンテージ感が熟成される時間軸までも計算しているようです。
このマンションが出来た当時はまだ周囲に高い建物が無かったんだろうけど、共同廊下の眺望の軸線はまだ十分に確保されています。
さて、ここも遂に今週で解体工事が終了しました。躯体もしっかりしておりこれから墨出し(測量・現場に印付け)の後に内装工事にかかります。
解体といっても、エコなリノベーションを目指して、完全にスケルトンにすることなく、使える部分は使っていきます(もちろん、給排水等の設備は全て交換しますのでご安心を)。解体するとイロイロ出てくるものでして、今回はねじ回しが出来てました。当時の職人さんにお返ししたいところですが、名前がわからないし警察に届けるのもご迷惑でしょうから、処分しました。以前、30年前のコーラのビンができてきた時は、今となってはとってもビンテージなデザインで、なんだか得した気分でした。
広くても何故か端っこで打合せをするのが庶民感覚のスタッフ達です。ご苦労様です!