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2009.02.16 /

立花町 古民家リノベ 02

立花町の古民家リノベーション、バレンタインデーの日に定例会を行ないました。着工から5日目、解体作業と木工事の切り替わりの時期となり決め事がてんこ盛り。何となく暗くて圧迫感のある内部でしたが、天井や間仕切壁も撤去が完了し、やっと全貌が姿を現しました。

古民家をいろいろ改修を行なってきましたが、日本家屋の場合、どうしても家族のメインの場所が北側の一番良くない場所に設けられている場合が多くあります。僕ら日本人にとっては、客間が一番だったんですねえ。利他の精神でお客様ともてなす心が家屋というものを通しても現れているんです。利己主義が蔓延している現代社会に生きる我々は、ほんとはとっても尊い精神を持ち合わせているはずなんです。と、大きな気づきをいただきます。

客間は親類が集るために南側の庭に面しベスポジを確保しつつ、北側に配置された家族のための空間が今回のメインのリノベーションの場所。そこで僕らは、その場所にトップライトと大きな開口部を新たに設置し、「まあ、何てことでしょう。とっても明るい家族団らんの空間が出現しました!」と、テレビ番組のビフォーアフターのナレーターがコメントしそうな感じにしようと考えております。

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見えなかった梁や柱が現れて、急遽、窓の位置を変更。

「どうですかねえ?」図面ではわかりにくかった部分を現地で確認

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「これでいきましょうか!」さらに皆で確認

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やっとサッシの位置がみんなで話し合って場所が決まりました。

シンボルツリーが見える味のある開口部になるでしょう。

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内装工事と同時進行で瓦の改修工事も進んでます。

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オーナー様、カレーと奈良漬とタクアンとザボン漬け(全て手づくり!)とアーモンドチョコありがとうございました。カレーはお代わりまで頂き、大満腹でした。利他の心でいっぱいのオーナー、日本人っていいなあ~って気持ちになります。お代わりした分も合わせて、精一杯、がんばりまっす!