COLUMN コラム
特集 vol.17 断熱がもたらす豊かな暮らし〜その4 補助金編〜
リノベエステイトがリノベーションを手掛ける際に大切にしていること、それは『低燃費な暮らし』。断熱コラム最終回は「知ってお得にリノベする」断熱補助金制度についてご紹介します。
<その4:補助金編>
2020年、菅総理により提言された2050カーボンニュートラル*宣言。(*二酸化炭素など温室効果ガスの排出量と吸収量を均衡させ、その排出量を「実質ゼロ」に抑えるという概念)以降、カーボンニュートラルの実現に向け、省エネに関する補助金制度が毎年たくさん出来ています。
特に補助率が良いと注目されているのが、“先進的窓リノベ事業”です。内窓の設置の補助額は、ガラスの種類や窓の大きさによって異なりますが、一窓あたり23,000~112,000円もの補助金が還付され、1物件あたりの補助上限は最大200万円となっています。高性能のガラスほど補助額が高くなるため、昨年は、当初単板ガラスの内窓を検討されていたお客様がLow-E複層ガラスへ変更するというケースが多く見受けられました。また、2023年度は予算総額が1,000億円でしたが、注文が殺到し内窓の生産が追い付かなくなったり、予算が年度途中でなくなってしまうのではないかという心配が尽きなかったため、2024年度は予算総額が1,350億円に大幅アップされました。ですから、2024年度は、より多くの方が補助金の恩恵にあずかることができることでしょう。
★2024年11月時点でまだ補助金予算残があります。補助金対象は2024年12月31日取り付完了まで★
また、内窓以外の断熱材の設置や高断熱浴槽、節水トイレ、高効率エアコン等の導入に補助金がでるのが“子育てエコホーム支援事業”です。こちらの補助金の上限は原則20万円となっていますが、子育て世帯or若者世帯等の世帯要件や改修する住宅の要件により、補助額が最大60万円までアップします。その他にも“給湯省エネ事業”“省エネ家電買替キャンペーン”など多種多用な補助金が設定されています。
<2024補助金の概要 出典:YKKAPホームページより >
ですから、これからリノベーションを検討される方にとっては、『断熱工事を行い高性能の設備機器を採用することで、どれだけ補助金を取得できるかきちんと計画を立てること』が、リノベーションを成功させる大きなポイントになってくると言えるでしょう。一度行った断熱工事は、快適な温熱環境、健康リスクの低減、さらには光熱費・CO2排出量の削減という形で10年後、20年後もわたしたちの暮らしを豊かにしてくれます。まさに『転ばぬ先の杖』ならぬ、『転ばぬ先の断熱』なのです。当社では、常に最新の補助金動向をチェック。お客様のリノベーション計画に最適な補助金制度活用のためのサポートを行っています。