2024#002都心の暮らしを楽しむ
30代シングルの薬院ヴィンテージ
1974築51年、約58㎡の3LDKタイプのマンションを物件紹介からサポート。福岡市中央区薬院エリアに立地する総戸数約80戸のヴィンテージ物件。駅近の好立地であり、仕事もプライベートも充実させるアーバンシングルライフを実現させるためにセレクトした。事務所利用も可能な物件であるため、将来の売却・賃貸化も想定している。
大人の一人暮らしにマッチした間取りとして、3LDK→1LDK+WICへと、ゆとりのある空間へと変更した。コンパクトな都市型住居として廊下的な空間はなくし、玄関からダイレクトにLDKへアクセス可能な空間構成としている。脱衣室・WIC・トイレへの導線をまとめることで、機能的な導線を確保している。寝室とLDKの間仕切り壁には大きな室内窓を配置し、一体感のある空間演出を行っている。
- 場所
- 福岡市中央区
- 用途
- 集合住宅
- 人数
- 一人暮らし
- 構造
- SRC4階/11階
- 面積
- 57.6㎡
- 建築年月日
- 1974年3月
- リノベーション年月日
- 2024年
3LDK→1LDK+WICへと間取りを変更、リビングダイニングはゆとりのある空間。
寝室とリビングの間の壁には大きな室内窓を設置。空間の抜け感と広がりを演出した。
キッチンとダイニング。システムキッチンは、Kitchenhouse社のグラフテクトをセレクトした。1人暮らしには十分な収納力のバックセット。天井のモルタルのグレーとの相性は抜群で家具のように空間に馴染んでいる。
大人2人が同時に作業してもストレスを感じないキッチン。週に2、3回は自炊するというオーナー様。引き出しには充実した調理機器のラインナップが収納されている。
書斎も兼ねた寝室。閉塞的になりがちな空間には大きな室内窓を設置し、抜け感を出した。リビングダイニングが見渡せる。
寝室のドアを全開すれば、水回り&リビング&WICと緩やかにつながり、大きなワンルームのような雰囲気にもなる。
オープンタイプのシューズクローゼットを備えた土間玄関。あえて壁をRにすることで、空間に立体感、柔らかさ、奥行き与える効果を演出している。棚板を調整し自分らしくカスタマイズできる収納や、壁の有効ボードにはフックを取り付け鍵や小物を。
開放感のある洗練された、かつ機能的な水回りスペースは、一般的な一人暮らし用の住居では叶えることが難しいポイントの一つ。オーナー自らが足を運んでセレクトした洗面室のブルーのタイルが印象的。鏡の内側は収納となっている。
脱衣室・WIC・トイレへの導線をまとめることで、機能性を確保。浴室はあえて鏡や収納棚などを設けないシンプルな空間とした。駅近の好立地でのリノベーションは、仕事もプライベートも充実させる上質で豊かなアーバンシングルライフを実現させた。