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チークな床
材木屋さんと野菜屋さんには、共通点があります。
それはズバリ「値付け」です。
沢山採れたり、採れなかったり、旬だったり、産直だったり、、、、、
様々な条件が重なり、値段がきまります。
工場で安定供給できるものでは無く、大自然の恩恵と農家の努力により消費者の手に渡ります。
そして無垢材もまた工場で安定的に生産されるものではありません。
当然、野菜と同じで時価なんです。
おかげでいつも見積りを作成する時に苦労するのですが、それでも私は無垢材が好きです。
林業家や材木屋さんたちの愛情が、素材の中から伝わってきます。
この度、チーク材を材木屋さんの倉庫の裏の裏からでゲットしてきました!
デッドストックのイイ味でまくりのマテリアルです。
しかもビルマチークです。
ミャンマー(ビルマ)産のチークは樹齢60年以上で直径が30センチ以上の天然木であり、伐採も重機ではなく森林破壊を防ぐ為、なんと!像が運んでいるらしい。
それだけ大切に扱われるビルマチークは高級銘木と言われるチークの中でもまた特別の存在です。
いい食材に出会った寿司職人の気持ちがじんわり理解出来ます。
最低限のあしらいを施して、後は素材で勝負!なリノベーションが出来そうです。
<ビルマチークとは>
世界の最高級材の一つで、伸びや縮み、そりと言った狂いが少なく、無塗装でも表面にはワックスを塗ったような自然な光沢感があり、また鉄を腐食させず、酸や塩分にも強いなど、耐朽保存性にも特に優れています。またシロアリなどの害虫にも強いとされています。以上のような特徴から古くから船舶材としても使われており、豪華客船や軍艦のデッキ部分から内装にいたるまで、チークの持つ重厚な雰囲気とその特徴から「船」には無くてはならない材料として使われて来たようです。現在でも「チーク材」はヨットやクルーザーの高級内装材の代名詞とされています。タイやビルマ、インドネシアなどに産しており、現在では自然保護のために伐採禁止になっている所が多く、輸入が大変厳しい状態ではあります。色調は濃い黄金色で、暗色の縞を持つ物も。加工は容易で、仕上がりも良好です。乾燥は遅いのですが、乾燥過程においての割れやそりなどは出来にくい樹種です。船舶材のほかにも家具材、キャビネット材、彫刻材、建築材、床材などに用いられています。