ESTATE

けやき並木と心地よい暮らしを

福岡市を横に貫く国道202号線の警固四つ角から、福岡市美術館に通じる通称「赤坂けやき通り」。
天神から西へ向かう国体道路にはけやき並木があるので「赤坂けやき通り」と呼ばれています。
長い年月をかけて大きく育ったケヤキが枝を広げ、歩道に緑の木陰をつくってくれ、
通りに面しては全体茶系で統一され落ち着いた街並みを形成している。

そんなけやき通り沿いにある築33年のマンション。マンションに着いた時、この築年数の先入観が吹き飛びました。エントランス天井にはフローリングが、オートロックはディンプルキー、中に入れば落ち着いた上質なトーンで迎えられる。壁には絵画、集合郵便受けにはモザイクタイルとけやき通りの気品がそのまま持ち込まれています。
このマンションが築33年という事実。
マンションの大規模修繕工事はマンション1室を所有する各世帯、組合員の意見が反映されて行われます。ただ不具合箇所を補修するのではなく、そこにさらにデザインを入れて魅力を高めている。これはこのマンションにお住まいの方々に感性、センスがあり、またデザインに積立金を使おうと協議して実現したものだと思うと感動してしまいました。

お部屋に入れば築年数の面影を感じますが、それでもきれいに使われていたのだと思われます。周辺環境とマンションエントランスの感じからリノベーションへの妄想は止まりません。広いLDKをつくって素材やコーディネートにこだわれば最高の空間ができること間違いなし。通りの音はインナーサッシなど採用すれば問題ないでしょう。外をみればけやき並木が見え、季節を感じられるでしょう。

間取り図