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2015.06.07 /

なんなんなんだあ!レトロフトチトセ!

鹿児島リノベ弾丸ツアー!熱い人々が創り上げている鹿児島のリノベーションの最前線を体感してきました!日本全土の個性的なリノベーションの魅力を体感することが僕の最近のライフワークになってます。その土地に根ざしたリノベーションプレイヤー達と繋がることでたくさん勇気をもらえます。

 

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鹿児島のリノベ仲間のおかげでたくさんのユニークなリノベ物件の見学することができました。福岡とは一味違う空間や仕組みに大感動でした。そのなかでも一番感動したリノベ物件は、間違いなく「レトロフト チトセ」でした。リノベーション仲間からは噂は聴いていたんですが、やっと来ることができました!

通称レトロフトこと、レトロフトチトセは、鹿児島一の繁華街、天文館から市電で2駅、アーケード街を歩いたなら10分程度で着く名山町にあります。名山町エリアは鹿児島市役所がある町でかつて堀があったことから名山堀とも呼ばれており、昭和の商店街や飲み屋の名残がある場所。その一角に1966年に建設された千歳ビルが、現在のレトロフトチトセです。

でも、この建物、なんてカテゴライズすればいいのかとっても説明しにくい施設です。住宅・店舗・事務所・ギャラリー等の入居した複合施設、といえば聴こえは都会的ですが、ぱっと見の外観は、どこにもありそうな普通のthe 昭和のビルです。

 

 

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でも中に一歩入るとまさにラビリンス!

 

 

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地下ピットを大胆に吹き抜けとして活用するという発想!リノベーション空間の魔術師です。入り口を入るとホールを兼ねたに古本屋さんが入ってるなんて、リースラインはどうなってるんだ!?とマニアックな疑問も軽く打ち砕かれる空間です。「ブックパッサージュ」と名付けられた空間は、クリエーターにより緻密なデザインが丁寧に施されていることがビンビン伝わってきます。オーナーの破天荒な発想と現実的な事業計画によって素晴らしい唯一無二なリノベーションです。

単にリノベーションで洒落た空間を作るだけでは無く、人の繋がる場を作り、さらに文化を創ることにまで昇華させた素晴らしい仕事です。

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二階には、簡易宿泊施設もパッケージされたレンタルスペース「レトロフトMuseo」があります。なんと福岡アジア美術館とかでもよく行われている「※アーティスト・イン・レジデンス」となっているんです!いろんな作家がこの場所でクリエイティブ活動をしているなんて夢のようなことです!

※各種の芸術制作を行う人物を一定期間ある土地に招聘し、その土地に滞在しながらの作品制作を行わせる事業のこと。

 

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魅力的なテナントもしっかりと地に足のついた営業をされており、鹿児島の新定番観光スポットとして認知されおります。そんなテナントの一つ「FUKU+RE」さん。地元に古くから受け継がれている郷土菓子「ふくれ菓子」を昔ながらの手法と地元の素材をいかしながら、新しいスタイルの蒸菓子に発展させたスイーツショップ。信念と空間デザインがリンクした心地の良いお店でした。

レトロフトチトセ

住所 鹿児島県 鹿児島市名山町2-1 レトロフト千歳ビル1F・2F

TEL099-223-5066

時間11:00〜19:00(店舗によって異なる)

定休日月曜日(2Fギャラリー不定休)

 

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収穫アリアリの充実した1日の予定が、、、、、、最終新幹線を乗り過ごし一泊させていただきました。といってもほとんど寝ずに、鹿児島の熱いリノベ仲間と芋焼酎を呑んでおりました。

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博多から新幹線でサクッと一時間半!鹿児島が大好きになりました!

とここで、重大なミス!「シロクマ」食べ忘れたんで、今月お邪魔しま〜す!