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2023.04.16 /

【現場ブログ/福岡市中央区 G邸】




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浄水エリアのビンテージマンションリノベーション
〜RENOVATION STORY〜
デザイナーの住まい 豊かにゆったりと一人暮らしを楽しむためのリノベーション

1978築45年、約64㎡の2LDKタイプのマンションを物件紹介からサポートした。職住隣接の立地で、仕事もプライベートも充実させるアーバンシングルライフを実現させるためにセレクトした、福岡市の高級住宅エリアである浄水通エリアに立地する総戸数13戸の小規模なヴィンテージ物件。将来の売却・賃貸化も想定している。中心市街地の4階でありながら、抜け感のある眺望が魅力であった。また、室内は老朽化しており、いい意味でリノベーションの原石となる状態であった。

2LDKから1LDK+WICへと、ゆとりのある間取りへと変更としている。曲線を用いることにより、エントランスからLDKまでの動線をシームレスな空間構成を目指している。また、壁面に配置するアートを空間と一体感を持たせる効果を狙っている。

物件データ

所在地:福岡市中央区 種別:マンション 専有面積:63.56㎡ 建築年:1978年11月

before

福岡市中央区 地下鉄七隈線「薬院大通」歩3分。大通りの喧騒から一本入った閑静な住宅街に佇む都心駅チカ築45年のビンテージマンションリノベーション。2LDKの間取りでキッチンは独立型。自然光が届かず薄暗い印象です。

2022/12月中旬 解体工事が始まりました

解体工事が始まりました。アスベストの撤去工事もしっかりと行います。

解体工事が完了しました

躯体以外の壁や床も撤去しスケルトン状態に。都心でありながら4階に位置し眺望に抜けがあるため、光が十分に入ってきます。気持ちの良いお住いになりそうです。

現場は日々順調に進行中

新たな間取りのレイアウトに合わせて、給湯・給水・排水を配管します。配管完了後はその上に床の下地を施工。

床と壁の下地を設置しました

床の下地ができると少し部屋らしさが出てきますね。さらに壁のベース作りもスタート。大工さんの仕事が続きます。

断熱材設置工事

外気に接する壁の下地の中には一面断熱材を敷き詰めていきます。快適な暮らしには欠かせないアイテムです。

3月中旬 現場定例

間仕切り壁が完成しました。壁の角のRが優しい曲線を描いています。現場で最終の仕上げの打ち合わせを行います。

もともとの天井素地の木毛板にも天井下地を設置。上に住戸のないエリアは天井も外気に触れるため断熱材を設置します。その後満を持して登場するのがデザイナー的で視点でセレクトした「波形スレート」。このお住いの特徴でもあります。もともとは工場や倉庫などで使用される材ですが、住まいの天井材に取り込むことで空間に絶妙な陰影と広がりが生まれ、より個性的な空間となりました。

いよいよ壁の仕上げです

グレーとニュアンスブルーの世界。全体像が見えてきました!壁面のグレーのペンキは[ポーターズペイント]のストーンペイント。大理石の粉末が入っていて、質感はザラッとしています。光が優しく反射します。

キッチンのタイル工事

キッチンのタイル工事が始まりました。壁に下地になる合板を取り付けたあと、モルタルを塗り、タイルが一枚一枚職人さんの手で貼り付けられました。ニュアンスブルーの素敵なタイルです。工事が終わればいよいよキッチンの取付。今回採用されたキッチンはkitchenhouse社製。

完成見学会に向けて仕上げ工事が順調に進んでいます。取り付けたれた真鍮製の照明も個性的です。

完成見学会無事に終了しました!

久しぶりにスッキリと晴れた気持ちの良い日曜日、完成見学会@薬院はたくさんのお客様にご来場いただき無事に終了いたしました。個人的にもとても楽しみにしていた今回の見学会。アーチをいろいろな箇所に採用し、とても柔らかな雰囲気。壁やタイル、キッチンの「グレー」と「ブルー」の組み合わせが絶妙に調和している素敵なお住まいでした。特に洗面室のタイルの前では、まるで海の中を漂っているような不思議な気持ちに。オーナー様のご厚意に心より感謝申し上げます。