COLUMN

特集 vol.8 〜色を楽しむ暮らし/グレー編〜

リノベエステイトのリノベーションは、無垢材の床、モルタルの壁や天井、磁気タイルなどの自然素材を使用することが多いため、素材のそのもの色や、その経年変化を楽しむというコンセプトのもと、一日の時間の流れによる自然光の変化や、夜には間接照明なども使って非日常も楽しめるような空間に仕上げていきます。

近頃のトレンドとして、室内のトーンをグレーにまとめ、ポイント使いとして他の色を楽しむという選択をされるお客様が増えてきました。
『世相が不況のときはグレーが流行する』と言われることもありますが、「気持ちをニュートラルする、落ち着く」というグレーの持つ心理的効果もあり、世の中の喧騒の分、せめて家では安らぎを…と考える方が増えているのかもしれません。



他の色との協調性が高くどんな色にも馴染むグレーは、単色では無機質ですが、同居する家具やテキスタイルを優しく引き立てます。ベージュ寄りのグレージュ、青みがかったブルーグレーなど、有彩色を少し含んだものものを選べば「くつろぎ感もありつつ高級感も演出できる」など、微妙なニュアンスも表現できます。我が家の愛鳥「キンカチョウ(メス・ふくちゃん)」も、様々なグレーの羽で構成され、くちばしと脚の鮮やかなオレンジを引き立てています。

リノベエステイトの施工事例をいくつかご覧いただきましょう。

〜デザイナーご夫妻のお住まい〜
グレートーンでまとめられた室内。個性も色彩も豊かなインテリアを引き立て、見事に調和させています。
https://re-estate.net/works/works_kuroneko/

〜インテリアショップにお勤めのオーナー様のお住まい〜
壁床ともに白と淡いグレージュでまとめたれた室内。セレクトした北欧家具を引き立て、上質な空間に仕上がりました。
https://re-estate.net/works/works_oban/

〜お引渡し前の一室〜
とことんグレーにこだわられたオーナー様のお住まい。これからどんな色の家具が入るのか楽しみですね。

このグレー同様、無彩色の「白」も一見無難なイメージがありますが、きっぱりとした清潔感、緊張感、光の反射による明るさから目の疲れ等につながったりと、実は主張が激しい色としてあえて使用しない選択をすることもあるのだそう。

季節感に左右されず、中庸でどの色とも調和する万能なグレー。これから住まいのカラーコーディネートを考えられる方の選択肢のひとつに是非!

追記:後日素敵な家具が入ったお住まい。観葉植物のグリーンが生え、カラフルな家具をポイント使いに。グレージュの空間のアクセントになっています。オーナー様のセンスに脱帽です…