2023#002デザイナーの住まい
豊かな一人暮らしを楽しむためのリノベーション
1978年築、約64㎡の2LDKタイプのマンションを物件紹介からサポートした。職住隣接の立地で、仕事もプライベートも充実させるアーバンシングルライフを実現させるためにセレクトした、福岡市の高級住宅エリアである浄水通エリアに立地する総戸数13戸の小規模なヴィンテージ物件。将来の売却・賃貸化も想定している。中心市街地の4階でありながら、抜け感のある眺望が魅力であった。また、室内は老朽化しており、いい意味でリノベーションの原石となる状態であった。
2LDKから1LDK+WICへと、ゆとりのある間取りへと変更としている。曲線を用いることにより、エントランスからLDKまでの動線をシームレスな空間構成を目指している。また、壁面に配置するアートを空間と一体感を持たせる効果を狙っている。
- 場所
- 福岡市中央区
- 用途
- 集合住宅
- 人数
- 一人暮らし
- 構造
- RC4階/6階
- 面積
- 63.56㎡
- 建築年月日
- 1978年11月
- リノベーション年月日
- 2023年4月
2LDKから1LDK+WICへと、ゆとりのある間取りへと変更。曲線を用いることにより、エントランスからLDKまでの動線をシームレスな空間構成としている
ブルーのタイルが印象的なキッチン。kitchenhouse社製をセレクト。バックセットをサイドに設置し、ワイドな仕様としている。
シンプルで落ち着いた雰囲気の主寝室。
土間玄関。あえて玄関収納は作らずにオープンなスペースに。
洗面室の壁一面のタイルの青は、まるで海の中に漂っているような不思議な感覚に。
この住まいの特徴でもある「波形スレート」。もともとは工場や倉庫などで使用される材を、住まいの天井材に取り込むことで空間に絶妙な陰影と広がりが生まれ、より個性的な空間となった。
デザイナーであるオーナーのセンスが各所に光る。ディスプレイを楽しめる仕掛けが沢山。