2019#002間仕切りを取っ払った一体型LDK キッチンから臨めるバルコニー越しの夜景
築28年のマンションリノベ。室内向きのキッチンをルーフバルコニー側に向きを変え、リビング側の間仕切りを取っ払った。内と外との一体感のあるダイナミックなLDK空間となった。天井はラフなコンクリート打放し仕上げ。
- 場所
- 福岡市東区
- 用途
- 集合住宅
- 人数
- 夫婦
- 構造
- RC 9階/10階
- 面積
- 85.42㎡
- 建築年月日
- 1992年3月
- リノベーション年月日
- 2019年4月
- 趣味
- ブックコレクター・インテリア収集
- 職業
- H/印刷会社勤務 W/会社員
築28年の4LDKファミリー向けマンションを、1LDK+WICに。30代夫婦と子どもの3人暮らしのためのリノベーション。この住居の最大の特徴である大型のルーフバルコニーがあるが、もともとの間取りではLDKに面しておらず暮らしとの繋がりが薄かった。ルーフバルコニーを使ってお家アウトドアライフを楽しみたいとの希望があった。
レイアウトを大きく変更し、この住居の最大の特徴である大型のルーフバルコニーとLDKとの繋がりを再構築した。
基本性能の向上を目指し、内窓の配置、断熱改修を行い、暮らしやすく低燃費なリノベーションとしている。
キッチン横にダイニングテーブルを配置。料理、配膳、片付けがスムーズに。
回遊性があり家事動線の良いオーダーメードのアイランドキッチンはkitchenhouse製。
ルーフバルコニーとLDKとの繋がりを再構築したことによりルーフバルコニーが屋外LDKと昇華、アウトドアライフが満喫できる空間となっている。
収納たっぷりのキッチン壁面
北欧家具がよく似合う空間に。
ワイドなリビングの一部は将来子ども部屋になる予定。
キッチンに隣接した妻の家事室。
ルーフバルコニーにも面しており、明るい家事スペースとなった。キッチンからランドリールームへとつながる動線の間にあり、家事をスムーズに進められる。
コンクリートの質感を生かしたシンプルかつ落ち着きのあるベッドルーム。壁側に照明を配し、窓の下にコントローラーを設置した。
隠れ家のような夫の書斎。趣味の本屋CDが収納できる大容量の棚を造作。生活感を感じさせない無骨なデザインはリモートワークにも最適である。
共働きの夫婦のためにメイン動線とは別に、「エントランス→ランドリールーム→脱衣所→家事室→キッチン」という家事動線を配置し、暮らしやすいレイアウトを創り出した。
土間でつながる玄関横のランドリールーム。
広々としたルーフバルコニーからは美しい夕日を望む。
見晴らし抜群のルーフバルコニー。日当たりも風通しも良好でガーデニングも楽しむことができる。
たっぷりの収納、使い勝手の良いキッチン、リニューアルされた水回り空間、心地よいベッドルーム、全てが、理想的な空間がとなり、快適に暮らせている。
タイトルの「粗面RC」であるが、インテリアにふんだんに使用した無垢材を際立たせるために、スケルトン状態の荒々しいコンクリートの表情を取り込んだコントラストのある特徴的な空間は希望のデザインとなっている。